猫たちを大切にするクライアントの、思いやコンセプトを伝えるデザイン

• 概要

  2022年10月に鹿児島県指宿市にオープンした猫ハラスメント（ネコハラ）を楽しめるコワーキングスペースのサイトを制作しました。SNSで話題になったりメディアに取り上げらたりという状況の中で「人を楽しませるためだけでなく、保護猫のための居場所である」というクライアントの思いが伝わるようにデザインしました。また、クライアント自身で最新情報の更新や予約システムの管理ができるよう、WordPressを用いて制作しています。

• 制作目的

  スペースの詳細やコンセプトを知ってもらう。従来はLINEか電話のみであった予約プロセスをシンプル化し、集客につなげる。

• ターゲット

  20代後半〜50代の猫好きの大人。しっかり作業をするよりも作業を猫たちに邪魔されることを楽しみたい方、保護猫活動に関心がある方など。

• 構成

  現状ではリピーターの利用が多いとのことだったので、サイトのトップからすぐに予約へ進めるようにしました。SNSやメディアからスペースに興味をもった新規のユーザーに対しては「人を楽しませるためだけでなく、保護猫のための居場所である」ことがしっかり伝わるようコンセプトをファーストビュー直下に配置しています。トップページのコンセプト以降はスペースの基本情報、アクセス、最新情報と徐々に詳細な内容になっていくような構成になっています。また、クライアントの大きな目的の一つである「里親募集」については猫たちの命や生活に関わることなので、関心のある方へ向けて下層ページを設け丁寧に説明をしています。

• デザイン

  猫たちの魅力やお洒落なスペース内の様子が伝わるよう、ファーストビューをはじめサイト全体に写真を多く用いたデザインにしました。その一方で猫カフェとの差別化を図るため、彩度・明度の高すぎないカラーやベーシックなフォントを用いることでコワーキングスペースらしいシックで落ち着いた印象を持てるように工夫しています。アクセントカラーである薄い青緑色は、実際のスペースの特徴的な壁紙の色を参考にしました。

• 担当範囲

  企画、デザイン、コーディング、WordPress

• 制作期間

  2.5ヶ月

• 使用ツール

  XD / Photoshop / Dreamweaver